「貴方の罪を告発します」
──嵐の夜に見つかった、それは罪状なき告発文。
"三月兎の会"……
嵐の夜にだけひっそりと開かれる、女たちの一夜の会合。
それぞれが持ち寄った本を読みながら、嵐が去るまで他愛もないお喋りに花を咲かせる、深夜のティーパーティ。
ある嵐の夜。
"三月兎の会"に持ち込まれた一冊の本から、一枚の手紙が出てくる。それは差出人不明の、罪状なき告発文だった。誰に宛てられたものなのか、犯された罪とは何なのか。やがて浮き彫りになってゆく、半年前の嵐の夜に起きたある事件。
モノムジカ初となる「女役だけ」の舞台は……
歌と音楽にのせて綴られる、女たちの一夜の密室劇。