top of page
STORY
喫茶店の一席で 男たちが興じる
“ニーベルング・ゲーム”
やがて享楽の片隅に
見えない悪意の花が咲く──
舞台は、カウンターとテーブル合わせて14席のみのブックカフェ。観客たちがドリンクを受け取り席に着くと、同じ入口から客のようにキャストがやってくる。舞台=客席という環境の中で、男たちの物語は始まる。
すぐ隣の席で繰り広げられる、不穏な企みの行方。通常の舞台のようにすべてが見えるつくりではなく、目の前のキャストで死角が生まれることも。見えたもの、行為、表情は客席によって異なり、座った位置によって観客は異なる結末にたどり着く。キャストは六畳ほどの小さなカフェの中を動き回り、ラジオの音楽に乗せて歌を歌い、ときにわめく。座席の傍らを通る際には、動きによって風を感じ、キャストの衣裳が観客に触れるほど近い。
この上ない臨場感の中、キャストの熱を肌で感じる舞台。
観客が目撃者と共犯者になる、密室音楽劇。
CAST
男A ………………… 杏
男B ………………… MIKU
(バーテンダー …… マナ)
bottom of page