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第14回公演

辺獄に花立つ

脚本・演出 ヤマケイ 音楽 橋本かおる

STORY

大正時代の詩人・立花潮を研究する文学者、森貴彦。ある日辺獄に迷い込んだ彼は、人の世と辺獄にたゆたう者、松月と出会う。
貴彦の前で松月が明かす真実。これまで男性だと思われていた詩人立花潮は、実は女性だったのだ ──

大正時代に生きた女性、斉藤潮。
創作の世界で奔放に生きた男性、立花潮。
現実と創作、二つの世界に生きた二人の潮。
それぞれの世界が交錯し、
やがてひとつの魂となって混ざり合う。

女性の声が及ばない時代の中で、白舟雪路や折川千枝子らによって創刊された文芸雑誌「青嵐」と女性解放運動。潮の姑タツとの確執。女性の斉藤潮と共に紡績工場で働く、労働者の相良美鶴。
一方で男性の立花潮は、辰巳芸者であった姉・祥子と暮らしながら、編集者で友人の榎本譲一郎によって詩の才能を見出される。そして新人作家の時任祐市が向ける、羨望と嫉妬。脳に抱えた疾患。
ふたつの世界を繋ぐ、生まれなかった潮の妹・ミヨ。

華やかなりし大正時代。 それは、未来への希望と過去の傷がひずみとなって生み出した、光と影の時代。いまだぬかるむ泥濘の中に、それでも花と立つ人々を描き出す、オリジナルミュージカル。

CAST

斉藤潮(女) …………… しひろ
斉藤タツ ……………… ヤヤ
白舟雪路 ……………… ジュン
折川千枝子 …………… まなむ<第一幕>
相良美鶴 ……………… ひかり(096k熊本歌劇団 佛田ひかり)

立花潮(男) …………… しひろ
榎本譲一郎 …………… みき
立花祥子 ……………… マナ
時任祐市 ……………… まなむ<第二幕>

松月 …………………… ずぅ
森貴彦 ………………… 文音
ミヨ …………………… 雪乃(特別出演)

DATE 

2023年10月13日(金)-15日(日)

PLACE

TACCS1179

STAFF

脚本・演出・詩 ヤマケイ
作曲・ピアノ演奏(収録) 橋本かおる

舞台監督 HiRoE
照明 加島茜
音響プラン 井出三知夫 
音響オペ 吉田望(ORANGE COYOTE)
美術 松澤貴代
衣裳 佐久間のぞみ

振付 マナ/雪乃/ジュン
歌唱指導 みき
メイキング映像撮影 池田涼(415)
舞台写真 粕谷沙織(かすや舞台記録)
制作 川井麻貴(SEABOSE)

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